私が住宅会社の営業職時代、お客様は家を建てたい気持ちがあるのに
残念ながらご計画を延期せざるを得ないことがありました。
その中で最も多かった理由は、住宅ローンの審査が通らないことです。
住宅ローンの審査は、マイホーム購入計画において最初のハードルです。
住宅ローンが通らない理由はいくつかありますが、
理由を知ることで解決策を見いだせるものと思っております。
「何で通らないんだろう?」と思う気持ちはわかります。
決して悲観的にならずに、解決策を見いだし前向きになってもらいたいと思います。
ここでは私が住宅会社の営業職時代に、
住宅ローン審査が通らなかった場合の多かった理由をご紹介いたします。
住宅ローン審査が通らない具体例
■ 他の借入が多い
金融機関は審査をする際に、年収に占める
年間返済額の割合を出す返済負担率を考慮します。
この年間返済額に含まれるものとしては、
これから借り入れる住宅ローンだけでなく、
今支払っている他の借入もひっくるめて、
お客様が抱えているすべての借入を含んでいきます。
つまり他の借入が多くて額が大きい場合は、
返済負担率の中で他の借入の割合が大きくなり、
お客様が望まれている住宅ローン借入額には到底届かないことがあります。
また一般的に、その他の借入が多いことは、住宅ローン審査の上で決してプラスにはなりません。
カードローンやキャッシングの残債が多かったり、利用がある場合は、
住宅ローンの審査では厳しく見られる傾向となりますので注意が必要です。
簡単に借りられるカードローンやキャッシングを利用するということは、
金融機関から見ると安易にお金を借りる人と見るものです。
カードローンやキャッシングなどは延滞なく、早めに完済しておくことが望ましいです。
■ 過去に延滞がある
過去に支払いの延滞がある場合は注意が必要です。
特に(※1)月超えでの延滞は要注意です。
(※1)月超えでの延滞とは、
当月の支払いを延滞してそのまま当月を越してしまうことをいいます。
延滞はお客様の信用面でマイナスとなりますので、延滞は避けたいものです。
最近では、携帯電話の分割払いの延滞が原因で、住宅ローン審査に落ちる方が急増しています。
延滞が度重なり、信用面で事故情報になっている場合は、現段階ではほぼ絶望的です。
月超え延滞が一度でもあると延滞実績ありと金融機関を通じて
個人信用情報機関に情報が提供されます。
延滞実績ありと記録されると、少なくとも5年間は
住宅ローンなどの新規の借り入れ、クレジットカードの作成の審査が厳しくなります。
金融機関は何千万もの住宅ローンを融資します。
きちんと返せる人に貸したいと思うのは当然のことです。
尚、これらの住宅ローンの審査は金融機関によって審査の基準が違ってきます。
過去の延滞が気になる方は、
「CIC」などの信用情報機関で信用情報を開示することをおすすめいたします。
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