私が住宅会社の営業職時代、お客様に家をお世話する中で、
自分も家を建てたいという気持ちが大きくなり、家を建てることを決意しました。
そして土地代と建物代、その他の費用を含めた資金計画を作り、
無理のない住宅ローンの返済計画を立て、
マイホーム購入の行動に移しました。私の場合は、土地を探す必要がありました。
まず初めに考えたのは、建てる場所をどこにするのかということでした。
今住んでいる地域は昔から慣れ親しんでいるので、今住んでいる地域がベストです。
また少し離れた地域でも、住環境が良ければ候補の一つとして考えました。
土地探しは、まず信頼している不動産会社の社長に、
希望エリア、希望坪数、予算などを伝えて依頼をしました。
また自分の方でも、 インターネットで物件を探すことにしました。
インターネットで探してみると、今住んでいる地域では、
あるにはあるが…という物件しかなく、
また物件がなかなか出ない地域でしたので、時間がかかるものと感じました。
それでも、毎日物件情報をネットで探していました。
ある時、依頼している不動産会社の社長より連絡があり、物件を紹介していただきました。
希望エリアも悪くなく、価格も悪くないのですが、
道路との高低差が2mもあり、擁壁工事が別途必要になるものでした。
休みの日に、奥さんと一緒に現地を見に行き周辺環境を確認。
場所は悪くはないが、土地の南側のロケーションが暗く感じたのが気になりました。
その後、想定プランを考え、外観パースまで作成し、
建築イメージを出して検討してみましたが、結局その土地は諦めました。
理由は、南側のロケーションが暗く感じたのと、
擁壁工事が別途100万円ほどかかるためです。
その次に紹介してくれた物件は、希望エリアより少し離れてはいるものの、
価格は悪くなく、土地の広さも申し分ない物件でした。
ただ古屋が建っている物件です。
また、休みの日に、奥さんと一緒に現地を見に行き周辺環境を確認。
行ってみると、現地の古屋はものすごく古く、
雑草が茂っている状態で見た目は悪かったですが、
解体後の更地で引渡しとのことでしたので、特別気にはならなかったです。
場所は悪くはないが、またまた土地の南側のロケーションが暗く感じたのが気になりました。
その後、また想定プランを考え外観パースを作成し、
建築イメージを出して検討してみましたが、結局その土地も諦めました。
理由は、南側のロケーションが暗く感じたのと、土地の形があまり好みではなかったためです。
土地選びのポイントで、
私自身もお客様によくお伝えすることは第一印象です。
第一印象が悪ければ、その土地でどんなにいいプランを考えても、諦める方が多いものです。
また、その土地を見て少しでも気になることがあれば、
その後もずっと気になることですので、結局諦める方が多いものです。
私の場合は、何となく南側のロケーションが暗く感じたので諦めたのです。
これは感覚的なものですが、大事な判断要素の一つなんです。
それからまた新たに次の物件を探すことにしました。
ただ探している時に限ってなかなかいい物件は出てこないものです。
不動産物件は縁ものです。
希望の物件は出てこないまま、数ヶ月が経ちました。
ある日たまたま夜にネットで土地情報を探していたときに一つ物件を見つけました。
今住んでいる所から、徒歩1分という場所でした。
価格も申し分なく、広さは少し狭いが悪くなく、ただ古屋が建っている物件でした。
ただ解体工事費用は買主の負担との事です。
徒歩1分でしたので早速、奥さんと一緒に夜に見に行きました。
家には誰も住んでいない様子でした。
夜に見た第一印象は悪くなかったです。
すぐにその夜、家族会議を行いその土地をおさえることに決めました。
決断のスピードは時にはとても重要です。
検討してから決断する前の間に、他の人がおさえる可能性もあります。
翌朝、出勤前に現地を再確認しに行きました。やっぱり第一印象は悪くなかったです。
午前中に信頼している不動産会社の社長に連絡をして、
この物件のことを伝え、詳しい物件資料を頂きました。
物件をおさえたかったので、すぐに不動産買付証明を提出しました。
またその夜、想定プランを考え、外観パースを作成し建築イメージを出してみて確認。
その後土地の契約前に、不動産会社の社長により価格交渉をしていただき、
解体工事費用分を安くしていただきました。
またいろいろアドバイスをしていただき大変助かりました。
住宅営業をしているためか、自分の土地のことより、
お客様の土地のことに神経が行くので、自分のことは意外と疎かになるものです。
いろんなアドバイスが助かりました。
最後に土地選びのポイントで、上記でご説明しました第一印象のほか、
大事なポイントがありますのでいくつかご紹介しておきます。
・付帯費用がかかるのか
・法的に理想のプランが建つのか
・私道の場合は持分などの権利関係の確認
・境界の確認
・売主がどんな方で、どういう理由で売却に出しているのか
・将来売却時の資産価値
・道路の交通量
・道路幅員
・近隣環境などがあります。
グッドサポート不動産 (社)熊本県宅地建物取引業協会会員